まあ、私のフーガの技法が本当の意味で完成したのは、この Prity Fugue のときではないだろうかこれは四声のFugue だが、ハ長調のド、ソ、ファ、ド、から同じ旋律が一小節ずつずれて始まっていて、それらは先に行けば行くほど多少の変化を持たせて、16小節で区切りがつくようになっている。繰り返しのあとの中間は旋律は違うが、やはりド、ソ、ファ、ド、から一小節ずつづれて旋律が始まり、後半で元にもどってくる。楽譜に書きながら作ったので、さほど見苦しい間違いはないだろう。旋律が変化して縦の関係が多少合ってなくても、段々と時間が経てば整って来て完結するので、それで良いとしている。この時間が経てば自然と整ってくるのが私のフーガの技法(My Art of Fugue)の特徴なので聴いてやってほしい
Y.M.Tsuna